日々是好日2017-道場での日々 Days in Dojo (Japanese only)
ホームページの管理人の日記です。
Index | ||
---|---|---|
12月 | 27日 | 稽古納め |
25日 | 有明海の海苔 | |
23日 | 水田道場の忘年会 | |
23日 | 柿の剪定 | |
20日 | ある日の稽古 | |
7日 | 銀座のクリスマス | |
11月 | 20日 | 松本さん再来訪 |
18日 | メルボルンから | |
16日 | 幸せの柿 | |
5日 | 山崎先生農園の柿 | |
3日 | 全日本剣道選手権大会 | |
10月 | 28日 | イタリア語で『忠臣蔵』 |
23日 | なっちゃんが三段に | |
22日 | イタリアからの便り | |
21日 | 台風襲来 | |
18日 | エルマーノさんとマッテオさんの帰国 | |
12日 | ディエゴさんとファビオさんの帰国 | |
10日 | イタリアからのお客様7 | |
9日 | イタリアからのお客様6 | |
8日 | イタリアからのお客様5 | |
7日 | イタリアからのお客様4 | |
6日 | イタリアからのお客様3 | |
5日 | イタリアからのお客様2 | |
1日 | イタリアからのお客様1 | |
9月 | 29日 | 晴れた日のお葬式 |
26日 | 電車で席を | |
25日 | 昨年の今ごろ | |
18日 | 舞台の袖から | |
8日 | イタリア語の歌 | |
2日 | 第16回薬業剣道大会 | |
8月 | 30日 | 福島からの朗報 |
23日 | 駒田くんの帰省 | |
21日 | 依田先生の昇段 | |
16日 | イタリア語迷走 | |
15日 | 終戦の日に | |
9日 | 8月の水田先生 | |
7日 | 道場の風景5 | |
1日 | 心に残る言葉 | |
7月 | 29日 | 岡野先生が退院しました |
27日 | 岡野先生のお見舞いに行きました | |
26日 | 男性語と女性語 | |
22日 | みどりの指 | |
16日 | 団体選手権 | |
5日 | 道場の風景4 | |
2日 | 各地の桃太郎 | |
6月 | 29日 | 道場の風景3 |
27日 | インターハイ予選女子個人3位 | |
26日 | duolingo(デュオリンゴ) | |
21日 | 油断 | |
19日 | 駒田くんおめでとうございます! | |
17日 | 水田先生アステラス製薬剣道部に | |
16日 | 夏椿 | |
13日 | 柿の摘果 | |
10日 | 関東高等学校剣道大会 個人戦第5会場 | |
7日 | 頑張れ、なっちゃん | |
6日 | 道場の風景2 後日談 | |
3日 | 道場の風景2 | |
1日 | 梅仕事完了 | |
5月 | 31日 | 5まで数えよう |
27日 | イタリアから | |
26日 | 山崎先生の梅 | |
25日 | ドロシーさんからの返信 | |
23日 | 清少納言 | |
20日 | 柿の摘蕾 | |
12日 | ドロシーさんの消息 | |
9日 | おめでとう、なっちゃん! | |
8日 | 「いつも」のありがたさ | |
1日 | 水田道場るすばん隊 | |
4月 | 27日 | 春の夕暮れ |
25日 | 山崎先生が | |
22日 | 東競武道館におじゃましました | |
19日 | 筍掘り | |
17日 | 水田道場の旗 | |
15日 | 雷神 | |
13日 | 桜の満開 | |
12日 | お孫さん報告第1号 | |
11日 | 漢詩「送友人」 | |
8日 | 稽古を「頂く」 | |
6日 | 意外に遠い道場 | |
3日 | もったいない | |
2日 | 福島におじゃましました2 | |
1日 | 福島におじゃましました1 | |
3月 | 30日 | 小林先生 |
29日 | 道場の風景 | |
28日 | 春の朝(あした) | |
27日 | お帰り、藤原くん | |
23日 | 木蓮 | |
20日 | 何を書きましょう? |
2017/10/28 |
---|
来日したイタリア人剣士のうちの一人、『忠臣蔵』が大好きなディエゴさんが「YouTubeに忠臣蔵の話をイタリア語で語ったものをアップしたよ」と連絡をくださいました。 https://www.youtube.com/watch?v=6rTgelDpoKk 見てみると、確かに『忠臣蔵』の概要がイタリア語で紹介されている模様です! 『忠臣蔵』のどのあたりが、ディエゴさんの胸を打ったのか、会ってお話しできた時にもっと詳しく聞いてみればよかったなと思いました。 |
2017/10/08 |
---|
今日はイタリアの皆さんは午前中は直心館にお邪魔しました。「強い先生がたくさんいて大変だったけど、とてもいい稽古をいただいた。勉強になったよ!」と話してくれました。 直心館飯島道場のブログはこちらから http://blog.goo.ne.jp/jikisinkan1 夕方、今回の訪日のお礼をこめてイタリア料理を皆さんにご馳走したい、というお申し出で、水田先生のお宅で「イタリア料理の夕べ」が開催されました。 水田道場の先生方がマッテオさん厳選のワインに舌鼓を打っている間に、台所ではファビオさんがパスタのソース作りに余念のない様子・・パスタがゆであがる頃にはイタリア人剣士が全員お鍋の前に大集合、見事な連係プレイで2種類のパスタをご馳走してくださいました。 おなかがいっぱいになると水田先生への質問タイム、足の幅はどのくらい?、構えはどんな風に?・・時に「道」とは?という質問も飛びだして、言葉の壁を越えて「求めよう」とする皆さんの気持ちに感動し、また我が身を省みる思いでした。 美味しくて、楽しい夕べでした。水田先生のご家族の皆様、大勢でわいわい押しかけたのを歓迎してくださり、どうもありがとうございました。イタリア人剣士の皆様、ごちそうさまでした! |
2017/09/08 |
---|
O! mio babbino caro, mi piace è bello, bello vo' andare in Porta Rossa a comperar l'anello! Sì, sì, ci voglio andare! E se l'amassi indarno, andrei sul Ponte Vecchio, ma per buttarmi in Arno! Mi struggo e mi tormento! O Dio, vorrei morir! Babbo, pietà, Babbo, pietà, pietà! 「O mio babbino caro」はプッチーニのオペラ「ジャンニ・スキッキ」の中の一曲で、フィレンツェのポンテ・ヴェッキオに行って、彼と指輪を買いたいとお父さんに訴える若いお嬢さんの歌です。 この歌を初めて聴いた時、なんて美しい曲だろうと思い、このポンテ・ヴェッキオってどんな所なんだろう!と思いました。フィレンツェのガイドブックを見ても写真ではよく分からず、ディズニーシーにそんな名前の場所があると聞いては見物に行って「たぶん、これではない」とがっかりし・・でもフィレンツェは「行こう」と思いきるにはあまりに遠い場所でした。 アルノ川に沿って歩きながらこの橋を見た時、こんな瞬間が私のささやかな人生にもあるんだなと思い、感謝の気持ちでいっぱいになりました。 最近、単語のひとつひとつの意味が分かってきてまたちょっと嬉しい今日この頃です。 「O mio babbino caro」で検索すると、歌を聴くことができます。個人的にはマリア・カラスの録音がお勧めです。 https://www.youtube.com/watch?v=rnkhtjpZAqQ |
2017/08/16 |
---|
以前ご紹介したDuoLingo、ゲーム形式なのでついつい意地になって毎日やっていたら、ボーナスで特別レッスンをダウンロードすることができました。「Flirting」という名前のこのレッスン、 Hai una mappa? Mi sono perso nei tuoi occhi. (地図を持ってる?君の瞳の中で迷子になったみたい) Nel cielo manca un angelo? (天国から天使が一人脱走している?) などという例文が満載です。いつ使うのか、実にナゾです! |
2017/08/15 |
---|
山崎先生が「晴耕雨読」で、『夏の花』を紹介されました。大学時代に友人と二人、原爆記念館を訪ねた時のことを思い出しました。本を読んで少し知っているつもりになっていましたが、展示のひとつひとつがあまりにショックで、その日はもうお互いに何も話せませんでした。 市井の人々が戦争のことを書いた本は、読むのが辛いです。でも避けてはいけないと思いますし、子どもたちや若い人達にも避けないで読んでほしいと思います。 手記もたくさんありますが、私は灰谷健次郎『太陽の子』をお勧めしたいと思います。戦争は絶対にいけないのだと、子ども心に刻んだ一冊です。 |
2017/07/29 |
---|
岡野先生が退院しました!たしか25日(火)が手術だったと思うのですが・・お見舞いに行った時は車椅子に乗っていたと思うのですが・・見間違いかと思って、いただいたメールを3回くらい見直してしまいました。 |
2017/07/27 |
---|
スキーでお子さんの板を拾おうとして、左膝の十字靱帯を切ってしまった岡野先生が7月25日に手術を受けたので、お見舞いに行ってきました。 |
2017/07/26 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
イタリアでは物の名前に男性と女性の区別があります。イタリア語に限らず、英語以外のたいていのヨーロッパの言葉にはこの区別があるようです。その理由を追究しはじめると話がとんでもなく長くなりそうなので、今回はちょっと面白い、その区別だけをご紹介します。
【まあまあ納得?の言葉】
【え?そうなの!?意外な言葉】
誰が決めたのでしょう・・面白いですね! |
2017/07/22 |
---|
どんな植物も上手に育てることのできる人を「green fingers(緑の指)」の持ち主、というそうですが、山崎先生が何本もお持ちのこの指が私には一本もありません。サボテンも枯れるんです、と稽古の後のおしゃべりで嘆いたら「サボテンも育てると面白いんだから」と、初美さんがお家のサボテンを分けてくれました。 |
2017/07/16 |
---|
待っていたのは水田先生の笑顔でした。チームとしての負けを喫し、奮闘された先生方の後ろをついて試合場を出たところで水田先生の姿を発見した時、それまで頭の中をぐるぐるしていた試合の反省や悔しい気持ち、情けない気持ちが一瞬吹き飛んで、なぜか、ただただホッとしたのです。 |
2017/07/05 |
---|
なっちゃんがあとちょっとのところで国体出場を逃しました。どんな言葉をかけたらいいのか・・剣道によらず何事でもそんな頂点付近へ行ったことのない私には、彼女の気持ちを想像することしかできませんでした。 |
2017/07/02 |
---|
もう10年以上前に、大阪の吹田市にある国立民族学博物館に、各地の方言で「桃太郎」を話してくれる機械がありました。 |
2017/06/29 |
---|
先日、水田先生が中学生に「僕が中学生だった時は、一人だけ防具の支度が遅いと先生に『はよせんか!』と叱られてね」とおっしゃってから「あ、これは九州の言葉ね」と付け足されました。 |
2017/06/27 |
---|
3位だなんてすごい、と軽々しく言えない勝負であることは、インターハイとは無縁の人生を歩んできた私にも分かっていました。2位までに入らなければ全国大会に出られないのです。 |
2017/06/26 |
---|
サンフランシスコのチャイナタウンで道をきこうとした時、身振り手振りで「英語わからない。地図見せてごらん」と言われたことがあります。説明は中国語でした。 |
2017/06/21 |
---|
今日、稽古前に整列した門下生の前で水田先生が話されたことは、私の心を打擲するものでした。 |
2017/06/19 |
---|
「お兄ちゃんがね、準優勝だったんです。えっと、大会の名前は・・」と話してくださる駒田先生はとても嬉しそうでした。 |
2017/06/17 |
---|
水田先生が、吉沼先生、倉持先生と共に、アステラス製薬剣道部の稽古会にいらしてくださいました。 |
2017/06/16 |
---|
職場の夏椿が咲きました。夏の初めに咲くこの花を、私は長らく木槿(むくげ)だと思って眺めていましたが、水田道場のホームページに無責任なことは書けないと思い、調べて「夏椿」という花の名前を知りました。 ホームページのおかげで勉強になります! |
2017/06/13 |
---|
山崎先生の農園に、柿の摘果をしにおじゃましました。柿のオーナーになる時に「どの木にするかい」と先生に訊かれて、時々しかお世話できないのだし、真ん中の木を指さすのは図々しいと思って柿畑の一番端っこにある木にしたのですが、たびたびおじゃまして冷静に眺めると、それは先生の柿畑の中でも一、二を争う大きな木でした。 先日の摘蕾が不十分で予想外に多くの実が成ってしまったらしく、「先日の摘蕾は不合格!」とおっしゃる山崎先生の前で呑気に写真を撮っている場合ではありません。2時間ほど必死に作業して摘果を行いました。 小さな柿の実は、このまま育てればきっと美味しくなる・・という予感をはらんで、ハサミで切るのは断腸の思いでしたが「全部残したら大きな実ができないし、来年は実がならなくなるんだよ」と教えていただき、心を鬼ににして一枝に一つ、の法則で柿を残していきました。 最後に山崎先生の「合格!」をいただき、ホッとしましたが、必死すぎて写真を撮りそこねました。また次におじゃました時に少し大きくなった柿の実を撮影させていただこうと思います。 |
2017/06/10 |
---|
長い延長戦でした。関東高等学校剣道大会、第5会場で始まった女子個人戦の二回戦は延長戦に入りました。なっちゃんの目印は赤、相手選手の攻めも厳しく、お互いになかなか打てないまま10分、15分・・ついにコート主任の先生の指示で一度休憩が入りました。 「よほど攻めにくい相手なんだな」と呟く声が聞こえます。県の予選を勝ち抜いた人が出る大会ですから、手強いのだろう・・と思いますが、お腹が痛くても喉がカラカラでも、なっちゃんを信じてしっかり見ていよう、と思ったその瞬間でした。 スッと前に出たなっちゃんがしっかりと面を決めたのです。旗が3本一気に上がる、非の打ち所のない一本でした。彼女はこの長時間、この瞬間を探していたのかと思うと、その精神力に驚愕し、感嘆しました。なっちゃんは本当に強いな、と思いました。 |
2017/06/07 |
---|
準備運動が始まった時は4人でした。4人といっても、八段、七段、六段の先生と私です。なんて贅沢なんだろう、と感謝しながら素振りをしました。 形の稽古が終わって、基本打ちが始まる頃に駒田先生となっちゃんが入ってくるのが見えました。関東高等学校剣道大会を週末に控えて、高校の稽古も大変なはずなのに・・と感心していると、それに続いて若手の先生が次々に来られました。 剣道に一途な人達の集まる水田道場ですが、もしかして今日は、先生方はなっちゃんのためにいらしたのではと思い、ふと長くなってきた廻り稽古の列の最後尾を見ると、水田先生が座っていました! 水田先生のお言葉を胸に、道場みんなの応援を味方に、そしてこれまでの稽古を自信にして、ひたちなかに向かってほしいと思います。今週末の関東高等学校剣道大会での活躍をお祈りしています! |
2017/06/06 |
---|
6月3日の日記でご紹介した門下生、一週間では置きに行く打ちを直せず、その次の週には水田先生に 「置きに行っていいのは賽銭だけ」 というお言葉をいただいたそうです。 あとは何があるのかものすごく気になるそうで、「水田先生の『おきにいく』シリーズをコレクションしたいけど、ご注意をいただいているのに直さないで頑張る勇気が出ない」と悩んでいました。 それは・・・直しましょう! |
2017/06/03 |
---|
「船が、ね」 稽古の後にご挨拶に行った門下生に開口一番、水田先生がおっしゃったのがこれでした。 「は」 と門下生は次の言葉を待ちます。 「沖へ行くでしょう。船はいいけど、打ちは置きに行ったらいけないよ」 打ちを置きにいっている、という注意を水田先生はそんな風におっしゃったのでした。 こんな時、後ろで聞き耳をたてている門下生は「うわあ、水田先生のだじゃれが出たあ」と思いながらずっこけそうになるのを必死でこらえます。丹田に力の入る一瞬です。 |
2017/06/01 |
---|
山崎先生からいただいた梅の「梅仕事」が今年も無事に完了しました。今年は梅シロップ以外に梅酒も数本作ってみました。このほかに、既に「お嫁に出した」ビンもあります。 月曜日、水田先生に梅シロップと梅酒をお持ちしたら、山崎先生が「お嫁に出すのかい」とニコニコされました。一年間、いろいろな手入れをしてやっと大きくなった実が水田先生のお手元に渡るのですから、その嬉しいお気持ちはビンに詰めただけの私の数万倍だと思います。 こちらは2年前に作った梅シロップです。ちょっととろみが出てきて味も1年ものよりまろやかな気がします。暑さに向かうこの時期、稽古に行く前の梅ジュースは元気のもとです。 |
2017/05/31 |
---|
イタリア語で5まで数えてみましょう。 1: uno(ウノ) uno(ウノ) un(アン) 2: due(ドゥエ) dos(ドス) due(ドゥ) 3: tre(トレ) tres(トレス) trois(トロワ) 4: quattro(クァトロ) cuatro(クアトロ) quatre(キャトル) 5: cinque(チンクェ) cinco(シンコ) cinq(サンク) 黒い字がイタリア語、オレンジ色の字はスペイン語、緑色の字はフランス語です。 とても似ています。実は、この3つの言葉は、先祖が同じラテン語なのです。 数字以外の言葉も似ているのか・・それはこれから勉強です! |
2017/05/27 |
---|
まだまだ先ですが、10月に水田道場にイタリア人剣士がやってきます。先日「一緒に行く仲間3人と航空券を買いました!」と連絡がありました。 25年前に水田先生が剣道指導でイタリアにいらした時に、先生を空港に迎えに来てくれた方です。数年前に水田道場のホームページを見つけて「水田先生、やっとあなたを見つけました!」とメールをくれたのをきっかけに再交流が始まりました。 そのメールには「今も水田先生の教えを胸に道を歩いています」と書いてありました。先生のお名前を冠した道場で、今は六段を目指して修行中とのことです。ヴェネツィアの道場「水田剣道クラブ」のホームページは、水田道場からもリンクしています。イタリア語ですが、「水田」と書いてあるクールな紋章も載っていますので、ぜひ一度ご覧ください。 |
2017/05/26 |
---|
山崎先生のお家に、水田道場数名で梅をいただきにあがりました。 あいにくのお天気でしたが、緑は瑞々しく、全員うきうきしながら梅林を目指しました。 山崎先生の農園は本当に広いので、梅林へは乗り物で向かいます。テーラーというのだそうですが、荷台にカゴと一緒に乗せてもらい、ゴトゴト走るのがとても楽しいのです。ご近所の方々もニコニコしながら見送ってくれます。 梅はこんな風になっています。ひとつひとつが宝石のようです。皆で賑やかにお喋りしながら、大切に摘みました。1時間ほど作業したら大きなコンテナ3つがいっぱいになりました。 山崎先生は「一人でやってると寂しいんだよ~」と言ってくださいましたが、下草はきれいに刈られ、枝は無駄なく剪定されて、こんな風に楽しく梅の実を摘めるようになるまでの作業を殆どお一人でされているのだなと思い、あらためて感謝の気持ちがわきました。お昼もご馳走になって楽しい一日でした。山崎先生、どうもありがとうございました。 |
2017/05/25 |
---|
前回のメール(5/12)に「水田道場のホームページを見てね」と返事を出したら、ドロシーさんからお返事が届きました。 Congratulations to Nacchan for her tournament and to Kobayashi-sensei for passing 6dan.「なっちゃんの入賞と小林先生のご昇段おめでとうございます」とお祝いのメッセージを送ってくれました。 Climate in Berkeley is so much easier for practice. It is not so cold in winter and not hot in summer. Also, the gyms usually have air-conditioning. 「バークレーの気候は稽古しやすいです。冬はそんなに寒くなく、夏はそんなに暑くないです。それに体育館はだいたいエアコンが入っています」だそうです!羨ましいですね! 遠いアメリカでも皆のニュースを写真入りで見てもらえて、良い時代だなあと思います。 |
2017/05/23 |
---|
山崎先生のホームページ『晴耕雨読』の5月21日「言葉あれこれ」に清少納言が登場しました。清少納言についての面白い考察が、『日本精神史研究』(和辻哲郎、岩波文庫、1992年)に載っているのでご紹介します。 清少納言は平安時代にはまれに見る強気の女性だったと和辻哲郎は書いています。男性に支配されることを嫌い、定子亡きあと落ちぶれてからも、家の前を通りかかって「清少納言も落ちぶれたものだ」と悪口を言った貴族に、御簾を掻き上げて言い返したという伝説があるのだそうです。 剣道の世界にはこのくらいサッパリしていて、姉御肌で、男性の先生にも臆せずにものを言う女性剣士の方はまあまあいるのではないか?と思うのですが、当時はよほど珍しかったようです。 『日本精神史研究』は大正時代に書かれた論文が多く、ちょっと取りつきにくい印象ですが、「へー」が満載の一冊です。 |
2017/05/20 |
---|
山崎先生の農園におじゃまして、柿の摘蕾を習いました。昨冬、山崎先生のホームページに「柿のオーナー募集」と出ていたのに応募したのです。先生の広大な柿の林の一番端に私の木があります。 この白い矢印をご覧になれるでしょうか。これが柿の花の蕾で、このひとつひとつに花が咲いて柿の実がなります。こんなにたくさん!?と喜んではいけないのです。今のうちに一枝に2~3個を残して蕾を摘んでおかないと、柿が大きくなりません。 どの蕾を残すかで柿のできが違うと習い、悩みながら汗びっしょりで作業するうちにあっという間に3時間ほど経ってしまいました。この手作業を全部の柿の木で、ひとつひとつしていくのですから山崎先生のご苦労はいかばかりとお察しします。 しかし今日は晴天の下、ウグイスやキジの鳴き声を縫って楽しくお喋りしながら緑に触れる体験ができて、楽しかったです!素人の私が摘蕾した木にも、秋に道場に持って行けるほど実がなるといいのですが・・。 |
2017/05/12 |
---|
カリフォルニアのバーレクレーに渡ったドイツ人の物理学者、ドロシーさんから「四段に受かりました」というメールが届きました。 メールは Last week, I went to NCKF (Northern California Kendo Federation) shinsa and tested for 4dan. 「先週、北カリフォルニア剣道連盟の審査に行き、四段の審査を受けました」に始まり、 I learned yesterday that I passed. I am very relieved and happy. Although I have to say that I would have liked very much to come back to Japan for shinsa. 「昨日、自分が合格したことを知りました。ホッとしたし嬉しかったけど、審査を受けに日本に帰りたかったとすごく思います」と続きました。 彼女は今、仕事のかたわらアメリカ国内の大会に向けて相当厳しい稽古をしているようです。しかし「今も水田先生やつくばで教えていただいた先生方がおっしゃっていたことを思い出して頑張っています。今回の合格は先生方のお陰と感謝しています」とのことでした。 水田道場のホームページを見てね、と返事を書きました。またいつか、一緒に稽古したいです。 |
2017/05/09 |
---|
駒田先生が「奈都が3位になりました!」と電話をくださいました。昨日、なっちゃんの稽古の写真を撮らせてもらい、ご本人にもお母さんにも「入賞したらこの写真をホームページに」とお願いしていたので、早速教えてくださったのです。駒田先生の声が嬉しそうで、私もますます嬉しくなりました。 なっちゃんの努力はひたむきです。50校近くある関東高等学校剣道大会茨城県予選で3位になる強豪、岩瀬日大高校剣道部の稽古の後で、そのまま水田道場に来るのです。疲れている日も、家にまっすぐ帰りたい日もあるに違いありません。 でも私はなっちゃんが稽古中に座ったり休んだりしているのを見たことがありません。彼女の稽古を見るたびに、自分は何かこんなに頑張ったことがあるだろうかと自問してしまいます。 なっちゃん、おめでとうございます!これほどの努力は必ず実を結ぶのだと教えてくれてどうもありがとうございます。これからも道場のみんなで応援しています! |
2017/05/08 |
---|
京都にいらした先生方がお帰りになって、水田道場に「いつも」の稽古が戻ってきました。 稽古の前に水田先生が京都大会のお話をしてくださいました。お話は先生ご自身の反省にも及び、門下生に対してこんなに広く胸襟を開いてくださる先生にあらためて心打たれました。 明日に大事な試合を控えている門下生もまさかの登場を果たし、いつも通り厳しい稽古をしていました。 稽古後の挨拶は仕事を終えて駆けつけた方々も加わり、整然と並んだ面は長くて美しい一列になりました。緊張の中にも、こうしていつもの通りに皆が揃っているのは幸せな光景だなと思いながら礼をしました。 |
2017/05/01 |
---|
水田先生も吉沼先生も、七段、六段の先生方もほぼ京都に行ってしまわれて「5月1日の稽古はどうするのか?」というのが水田道場るすばん隊(勝手に命名)のひそかな心配でしたが、昨日の晩あたりから「明日の稽古はありますか?」「道場やってる?」というメールが飛び交い始め・・結局9人集まりました! 川島先生の号令のもと、いつもは掛かる側に回る六段の先生方も元に立ってくださり、充実した稽古になりました。 とはいえ、稽古の後の皆の話題は「京都の先生方はどうしていらっしゃるかな」でした。京都にいらした先生方、京都での日々が実り多いものでありますよう、遠い茨城からお祈りしています!そしてお帰りをお待ちしています。 |
2017/04/27 |
---|
家の近くの春の夕暮れです。 たそがれ時は「誰(た)そ彼」(誰だあれは?)というほど薄暗くなった夕方の時間をそう呼んだのが始まりとか。 かはたれ時「彼(か)は誰(たれ)」(あれは誰?)というのもあって、こちらは夜明け前を指すそうです。 |
2017/04/25 |
---|
山崎先生が能面のお師匠様のところへいらしたついでに私の職場に寄ってくださいました。 上司が「先日いただいた筍のお礼を言いたい」と言って先生の車が停まっている駐車場まで出てきました。「山崎先生は剣道何段なの?」「えっ、七段・・それはすごいなあ」と、直前にいろいろ予習していました。 |
2017/04/22 |
---|
今日は水田道場の先生方のお供で東競武道館におじゃましました。 茨城から武道館のある大田区までは渋滞がなければ車で2時間弱、日ごろ私のはるか頭上で輝いている先生方のお供なので、私には自分の実力以外には何の不安もありませんでした。 あれ?と思ったのは防具を着けていよいよ稽古が始まるのを待つばかりとなった頃です。いつも和やかによもやま話に花を咲かせておいでの先生方がみな無口なのです。これは大変なことになるのかもしれない、と初めて不安になりました。いつもと変わらず泰然とされている水田先生の姿を心の頼りに道場の敷居をまたぎました。 しかし稽古が始まればあれこれ考えている暇はありません。お願いした先生に全力でかかるだけ、大変でしたが本当に楽しい時間でした。元に立たれた水田道場の先生方も「いやあ、みんな強いね」「大変だった!」と口々におっしゃっていましたが、やっぱり楽しそうでした。 お稽古はもちろん、東競武道館の先生方の温かいお気持ち、知らない方々と稽古される水田道場の先生方の姿、稽古を待つ間にうかがった水田先生の少年時代の話など、たくさんの宝をいただいて帰りました。水田先生、出稽古に連れていってくださってどうもありがとうございました。 |
2017/04/19 |
---|
山崎先生のお家に筍をいただきにあがりました。 山崎先生のお家の裏手から、右手に柿の木ががたくさん植わっている気持ちのよい小径を辿ると、左手に大きな竹林が現れます。 最初に見つかる時はこんな感じです。目ではとても探し出せません。山崎先生が昨日、足で探して目印をつけておいてくださいました。 「それでは掘るぞ」と山崎先生。 周囲を鍬でぐるっと掘ると、おお!大物が出現しました! 最後にシャベルで根っこのところをぐいっと持ち上げます。 山崎先生にお手本を見せていただき、私も筍掘りに挑戦しました。慣れない鍬に四苦八苦、最初は「腰が入っとらんぞ!剣道と同じだぞ」と励ましていただきながら苦戦しましたが、鍬を大きく振り回すより、小さく振って掘っていった方が筍の近くを正確に掘れることに気がつきました。あれれ?これも剣道と関係があるでしょうか? お天気の良い日に大収穫で、楽しい一日でした!山崎先生、どうもありがとうございました。 |
2017/04/17 |
---|
水田道場の旗をご紹介します。 水田道場の旗を作ろう、ということになってこの旗ができました。旗の文字は、ご揮毫をお願いした時に水田先生が書いてくださった言葉に決めました。八方満心とは「四方八方に気が満ちてどこにも油断のないさま」という意味なのだそうです。 手作りなので、近くで見ると布地にフェルトで文字が縫い付けてあるのが分かります。最初は両面テープで文字を貼ってみたのですが、稽古の振動ですぐに文字がはがれ落ちてしまい、稽古の終わりには「おーい、旗に『心』が無いぞう~」と先生方に言われてしまう事態となり、縫うことになりました。 水田先生の後方で『剣道時代』にも載せていただいたりして、意外に活躍(?)しています。 |
2017/04/15 |
---|
今日は午前中よいお天気だったのに、午後になって一天にわかにかき曇り、雷雨となりました。窓の外が一瞬まぶしく光って、直後にものすごい雷鳴が轟きました。 2013年11月11日の水田道場も大変なことになっていました。稽古の時間が終わりに近づき、指導稽古で元に立たれていた吉沼先生が水田先生にかかりました。他の人達は道場の隅にかたまって立ち、見学しました。両先生は声も出さずに中段で向き合っているだけなのに、なにかが道場の隅々まで満ちて息ができず、いつもは春のそよ風のような水田先生(いま、高段の先生方の「え!?」という声が聞こえましたが、このまま話を進めることをお許しください!)が、稲妻を投げつけるという雷様のようでした。 私は恐ろしさのあまり、大きな先生の後ろに隠れるように立ち、その陰からそっと稽古を覗いていました。吉沼先生が打って出たのを水田先生が「そこではない!」と一喝、私の前に立って見学していた先生がじり、と下がりました。こんなに強い先生もこの稽古の何かに押されているのかと思うと更に恐ろしく、けれども私にはもう身じろぎをすることも稽古から目を離すこともできませんでした。 これを越えていく人だけが八段になれるのだとしたら、八段とはなんという段だろう、剣道とはなんという世界だろうと思いました。 吉沼先生が八段に合格される二週間前の日のことです。 それ以来、雷が鳴るといつもこの稽古のことを思い出します。 |
2017/04/13 |
---|
桜の花の下から人間を取り去ると怖ろしい景色になりますので(坂口安吾『桜の森の満開の下』より) たいていの人が嬉しい気持ちで眺める桜を、坂口安吾はどうしてこんな風に思ったのでしょうか。でも桜が咲くとやっぱりこの話を思い出してしまいます。 藤崎先生が「桜の写真は撮れましたか?」とメールをくださいました。藤崎先生、どうもありがとうございました。こんな写真が撮れました。 |
2017/04/12 |
---|
「ホームページ見たよ」とW田先生が笑顔でおっしゃいました。 「孫が生まれたら書いてくれるんでしょう。昨年の12月29日に女の子が生まれたんだよ!」とのことで、それはおめでとうございます、と申し上げたら、携帯電話を開いて赤ちゃんの写真を見せてくれました。 それはそれはかわいい女の子でした!おめでとうございます! また道場でお待ちしていますね。 |
2017/04/11 |
---|
今日は桜の写真を撮りに行こう!と思っていましたが雨なので、山崎先生のホームページ(4月8日)に載っていた李白の詩「友人を送る」を違う方向から楽しんでみたいと思います。 山崎先生の該当ページはこちらから http://yamazakinomen.mizutadojo.com/rihaku.html この詩は「五言律詩」という形式で書かれています。2行で1組の構成です。 【首聯】頭の組 青山橫北郭 白水遶東城 【頷聯】あごの組 此地一爲別 孤蓬萬里征 【頸聯】くびの組 浮雲遊子意 落日故人情 【尾聯】しっぽの組 揮手自茲去 蕭蕭班馬鳴 赤字の部分が韻(同じ響きの文字を末尾に持ってくる)を踏んでいます。 城(現代中国語ではcheng) 征(現代中国語ではzheng) 情(現代中国語ではqing) 鳴(現代中国語ではming) 律詩は2組目の頷聯(あご)と3組目の頸聯(くび)をそれぞれ対句(形や意味が似ているものを並べる)にするのが決まりですが、この詩は「偸春体」といって、2組目の対句が1組目に移動していますので、 青山橫北郭 と 白水遶東城 浮雲遊子意 と 落日故人情 が対句になっています。 この詩は更に、平と仄(中国語の声調を2種類に分けたもの・・といっても平仄のルールは昔の中国語の音に基づいています)が見事な模様を作っているそうです。 →日本語の「平仄(ひょうそく)を合わせる」はこれが語源です。 もうパズルみたいですね!でも言葉でこんなことができるなんて面白いと思います。 |
2017/04/08 |
---|
県の稽古会に行ったら、水田先生が入って来られました。そんな時、つい同じ水田道場の人を探してしまいます。目が合うとお互いが笑顔で、先生がみえたね、嬉しいねという気持ちが通じ合うような気がします。 列に並んで先生の稽古を拝見しながら「稽古をいただく」という言葉を教えてもらった時のことを思い出していました。他の習い事では聞いたことのない言葉でした。 今日、稽古をつける先生の姿を見ていて、私は稽古の時に一番良いところを見てほしいと思うあまり「自分を出す」ことばかり考えていたなと思いました。先生が目の前で見せてくださる構えや技のすべてをまず頂けばよいのではないか、と思いました。 と、思ったところまではよかったのかもしれませんが、いざ自分の番が来ると「今日はここだけは直す」という悲願まで忘れ去っていつも通り・・また反省でした。 |
2017/04/06 |
---|
先日、水田先生のお家から道場まで運転する機会がありました。道中は先生がいろいろなお話をしてくださり、道案内もしてくださったので、楽しく運転しているうちに道場に着きましたが、時計を見たら30分も経っていました。 茨城県の地理がどうもまだよく分かっていない私は、道場が先生のお家の近くにあるような気がしていたのですが、これでは自分の家から道場までの方が近いくらいだと思いました。 この道のりを、先生ご自身が防具を持って運転して稽古に来てくださることに、あらためて感謝の念が湧きました。 |
2017/04/03 |
---|
『剣道時代』の取材があったので、水田先生がいつもの基本稽古の模範をカメラの前で披露されました。 取材の様子を撮影させてくださいとお願いしたのに、いつもは必死に目に焼き付けるしかないお手本を記録できるのだと思うと「もったいない!」という気持ちが働き、つい動画ばかり撮ってしまって写真がほとんど撮れませんでした。 撮った画像を確認しながら、これをライヴで見られるということが一番の幸せなのだとあらためて気がつきました。 |
2017/04/02 |
---|
飯坂温泉での一泊、夕飯の後は14人の女性剣士が一番大きな部屋に集まって、いろいろな話に花が咲きました。翌日の女子稽古会の前半が審判講習ということもあり、審判について、かなり真剣な議論も展開されました。自分のわずかな試合経験と審判経験を振り返っていろいろ考える機会をいただき、とても勉強になりました。 茨城県からおじゃました3人は佐藤さとみ先生と同じ部屋に泊めていただき、布団に入ってからもいろいろなお話をうかがうことができました。 お話ししていて、佐藤先生は何ごとにもまっすぐな方だなあと思いました。先生のまっすぐな気持ち、まっすぐな目、まっすぐな剣を、福島県の女性剣士の皆さんが慕い、進む道の明かりとされていることをこの2日間でひしひしと感じました。 いろいろな方に「また来年ね」と手を振っていただき、名残を惜しんで帰ってきました。福島の皆様、たいへんお世話になりました。どうもありがとうございました。 |
2017/04/01 |
---|
福島県剣道女子稽古会におじゃましてきました。出発前日になって頂いたご案内をよく見たら、1日目の稽古内容に「八段以上基立ち」とあり・・えっ、八段の先生がそんなにたくさんみえるの?と表題をよく見ると『全剣連東北地区合同稽古会』と書いてありました。 全剣連!?と驚き、お邪魔してよいのか悩み、おそるおそる会場を覗くと女子の先生方が手招きしてくださり、意を決して参加しました。 せっかくなので福島県の先生にお稽古をいただこうと並んだ吉崎先生は、蹲踞から立つと、ニコニコしながら「水田道場の本を持っているよ」と話しかけてくださり、少し緊張が解けました。 お稽古はいただけませんでしたが、昨年2月の遠征でお世話になった紺野先生にもご挨拶できました。 吉崎先生、廻り稽古でお世話になった先生方、どうもありがとうございました。 |
2017/03/30 |
---|
ご本人にお許しをいただきましたので、小林先生をご紹介します。先日、受審一回目で六段にご昇段されました。 水田道場には、どんなに早く着いたと思っても必ず私より先にいらしている先生が2人いらっしゃいます。そのうちの一人が小林先生です。 暗い道場に入って、床にモップをかける小林先生の後ろ姿を見るとホッとします。道場にいらした水田先生の防具をお預かりして並べるのも小林先生、最後に戸締まりをして帰るのも小林先生です。修行とはこうするものだよ、とその背中が教えてくださっているような気がします。 帰り支度が遅くなって、先生方が「ほらもう帰るぞ!」とお声をかけてくださり慌てている時も、「大丈夫、まだ居るから」とニコニコして待っていてくださいます。 小林先生はこのホームページはご覧にならないはずなので、心の中で小林先生を「道場の守護神」とお呼びしていることはここだけの内緒にしておきたいと思います。 |
2017/03/29 |
---|
「僕もまだまだできていないんだけどね」と言って水田先生は立ち上がりました。稽古が終わって、長いご挨拶の列は私が一番最後でした。 水田道場では、水田先生へのご挨拶の列はまっすぐ一列になりません。みな少しでも先生の言葉を聴こうとして横へ延びます。高段の先生方へのお話は難しい気がして、「いつか分かる時がくるといいな」と思って胸にしまいます。子ども達へのお話は分かりやすく、思わず後ろで一緒に頷いてしまいます。水田先生の子ども達への眼差しと言葉が温かくて、嬉しい気持ちになるひとときです。 自分も立ち上がって先生の少し後を歩きながら、どんなにすごい達人も「まだまだ」と思いながら道を歩いているのだな、と思いました。 |
2017/03/28 |
---|
だいぶ暖かくなってきましたので、春の詩を載せます。 時は春、 日は朝(あした)、 朝は七時、 片岡に露みちて、 揚雲雀(あげひばり)なのりいで、 蝸牛(かたつむり)枝に這ひ、 神、そらに知ろしめす。すべて世は事も無し。 ロバート・ブラウニングという人が書いた詩を、上田敏が訳したものです。『海潮音』という訳詩集に載っています。 |
2017/03/27 |
---|
神栖に引っ越した藤原くんが、春休みになって稽古に来てくれました。藤原くんは今、俊水館に通っていて、毎日稽古しているそうです。 今日は水田先生がお留守で、先生にご挨拶できなかったのを残念がっていましたが、いろいろな先生にお稽古いただいて、「振りが速くなったな」「前より積極的に打ってくるね」と褒められていました。 しばらく会わない間に背丈もぐんと伸びた気がして、「今度何年生になるの?」と訊いたら、「平成29年度に中学一年生になります」としっかりした答えが返ってきました。きっと勉強も頑張っているんですね。 |
2017/03/23 |
---|
近所の木蓮のつぼみがいよいよ大きくなってきました。 フィリピンから来た大学の先生が「この花が一番好きです。とても上品で愛らしい。フィリピンにこの花がないのが残念です」と言いながら帰国して行かれたのを、この花を見るたびに思い出します。 「花は、薄い色、淡い色のものからだんだんに咲いていくらしい」というのは上司の情報です。 |
2017/03/20 |
---|
水田先生に「もっとホームページを更新するように!」と言われてうろたえています。 先生は「山崎先生のホームページは毎日変わっているのに、道場のホームページはこの3ヶ月何も変わっとらん」とおっしゃっていましたが、毎日変わっているか見てくださったのだと思うと、そして3ヶ月もの間「今日も変わってない」とがっかりなさったのだと思うと申しわけなく、とにかく何か書かねば!と思います。 かといって、道場一のヘナチョコを誇る(?)私が剣道について何か書いていいわけがありません(というわけで、稽古に来られなくて水田先生のお話が聞けなかった方、この日記からは何の情報も得られません。あしからずご了承ください)。 道場でA先生に「何を書いたらいいんでしょう」とご相談したら 「○○さんが昇段しました、とかそういうことでいいんじゃないのか」 「それはニュースに書いてます」 「祝賀会をしました、とか」 「それもニュースに書いてます」 A先生はうーん・・と考えてくださり、 「○○先生にお孫さんが生まれました、とか」 「おお!」 そんなわけで、お孫さんが生まれた先生は漏れなく教えていただければ幸いです。このホームページでお祝いしたいと存じます。 |