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林先生のコーナー Messages from Dr. Hayashi

水田道場の一員で、
順天堂大学医学部附属浦安病院 教授
医学部脳神経内科 教授併任
茨城県剣道連盟 医学委員会 委員長
を兼務されている林明人先生が新型コロナウイルス感染防止の観点から剣道の稽古について、また日常生活についての注意事項や情報などを寄せてくださいました。

林先生、どうもありがとうございました!

新型コロナウイルス感染防止に向けた対応について 2020.05.19

茨城県では5月16日での緊急事態宣言の解除に伴い、自粛要請と学校再開の目安となるステージが4から3に段階的に引き下げられました。(ステージ3では、高齢者の外出自粛・週1-2日程度の分散登校で部活禁止となります。)全日本剣道連盟からは5月17日付けで全国の都道府県剣道連盟に対して引き続きの自粛要請の連絡がなされました。

これを受けまして、皆様には引き続き剣道の集団での稽古の禁止をお願いします。
新型コロナウイルスにより剣道の活動は大きく制限される中、この時期に自分の剣道や健康について見直しましょう。こういう時にこそ、ピンチを絶好のチャンスとして、これからに役立てる何かをして剣道人としての幅を広げていきましょう。

コロナとの闘いは長丁場です。コロナが収束してもまた第2波がくる可能性があります。
afterコロナではなくwithコロナとして、コロナとともに生活する対策(リバイバルプラン)を立て、剣道の再活動への道をともに歩みましょう。

参考として、各種集会やスポーツ・サークル活動における新型コロナウイルス感染に対するリスク度チェックの表と使い方をご覧ください。この表でリスク度を可視化できます。また、リスク度を下げる工夫をしてみてください。また、マスクの効果についてもご覧下さい。

林 明人

諏訪中央病院 玉井先生のイラスト剣道版 2020.04.24

林先生のお願いに応えて、諏訪中央病院の玉井先生が剣道する子のイラストを描いてくださいました。

林先生が近所を散歩している時に、自宅の庭で一人素振りをしている子を見かけたことを玉井先生にお話ししたのがきっかけだったとうかがいました。

玉井先生、林先生、どうもありがとうございました。

諏訪中央病院「新型コロナウイルス感染をのりこえるための説明書」 2020.04.21

林先生からの推薦コメント
「分かりやすいイラストと的確な説明でおすすめです!」

林先生が何かの拍子に見せてくださった1枚のイラスト、絵がとてもかわいくて、分かりやすい!
「もう一度見せてください」とお願いしたら、諏訪中央病院のお医者様が描いたイラストだと教えてくださいました。

「水田道場のホームページでご紹介できたらいいなあ」と思いましたが、勝手に転載はできない・・と悩んでいたら、なんと林先生が諏訪中央病院に連絡を取ってくださいました。このイラストを描かれた玉井先生から直接「どうぞ」とお返事を頂いたのだそうです。

玉井先生、諏訪中央病院の先生方、そして林先生、どうもありがとうございました。

病院のウェブサイトの「新型コロナウイルス感染をのりこえるための説明書」のコーナーには
新型コロナウイルス感染をのりこえるための説明書(全国版)
新型コロナウイルス感染をのりこえるための説明書(地方版)

ほか、かわいいイラストにほっこりしながら読み進めるうちに正しい知識が身につく説明書がいくつも掲載されています。
http://www.suwachuo.jp/info/2020/04/post-117.php

ぜひ一度ご覧ください。

アイソメトリックトレーニングの注意事項 2020.04.13

全剣連のホームページでも公開されているアイソメトリックトレーニングですが、高血圧の方、高齢者で心疾患や脳血管障害のある方はやらない方がよい場合があります。
下記の注意事項を読んで、安全にトレーニングをしてください。

●アイソメトリックトレーニングは、じっと止まって耐えるようなトレーニングです。
●身体全部の筋肉にテンションをかけるため、血圧が上がります。高血圧の方はトレーニングを行う時に息を止めないようにするなどの注意が必要です。
●心臓にとても負担のかかるトレーニングなので、心臓に疾患のある方は、医師との相談が必要です。

また、疾患や障害のない方も以下に注意をしてください。

●アイソメトリックトレーニングは筋肉を収縮させる神経にフォーカスしているので、神経も疲労します。神経疲労は筋肉疲労に比べて分かりづらく、また回復に時間がかかるので、やりすぎは禁物です。

筋力トレーニングの注意点については、下記のホームページもご参照ください。
健康長寿ネット「筋力トレーニング(筋トレ)の注意点」
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/shintai-training/kinryoku-weight-traning.html

一人稽古のすすめ 2020.04.12

全日本剣道連盟ホームページに宮坂昌之先生、宮坂信之先生から「相互の距離を取ることが肝要」という情報が発信されました。

これを受けて
1. 剣道の集団での稽古禁止
  一人稽古をお勧めします
2. 会合などの集まり回避
  各団体の総会などを極力避けてください。電話、FAX、メール、テレビ会議などの導入をお勧めします
3. 人との接触を断つ
  直接の接触を避けつつ、人と人のつながりを保つ工夫をしてみましょう
4. 正しい情報の共有
  デマ情報にご注意ください

を提案いたします。茨城県剣道連盟のホームページもご覧ください。

新型コロナウィルス感染に対する緊急提言 2020.04.01

剣道の稽古、今が我慢のしどころです!

現在、日本は新型コロナウィルスとの闘いの真只中にあります。日本人として、剣道人として、日本を守るために一人一人が自覚し行動することが大切です。

ウィルス感染は人と人とのつながりにより世界中に広がっています。ウィルスの感染経路を断つために最も重要な予防方法は、人と人とのつながりを断ち切り接触を断つことです。

現在、公共施設や学校では剣道の稽古のための使用ができない状況にありますが、道場によっては稽古会を実施しているところがあります。しかし、今は各道場での稽古会を自粛することが必要です。

新型コロナウィルスに打ち勝つために、今が我慢のしどころです。剣道の稽古をしたくてうずうずしている方が多いかと思います。私もその一人です。しかし、ここはじっと我慢しましょう。家で数百本の素振りをして面打ちを極めるのもいいかもしれません。

そして、新型コロナウィルスに打ち勝ち、いつか皆で気合を入れて大きな声を出し、大いに剣道を楽しみましょう。皆で力を合わせて、剣道の稽古ができることに感謝できる世の中にしましょう。

2020年4月1日
林明人
順天堂大学医学部附属浦安病院 教授
医学部脳神経内科 教授併任
茨城県剣道連盟 医学委員会 委員長

Urgent proposal for COVID-19 2020.04.01

We are in a time to stay patient.

Human beings all over the world are in a time to face the battle with COVID-19. If you are one of the people who love kendo, you have to take responsibility for your behaviors to protect your family, friends and neighbors.

Virus expands through connections among human beings. To break this chain, the most effective way is to break these connections.

Although we cannot practice in public facilities these days, some private facilities allow to practice even in this situation. You should strictly refrain from such activities.

It is time to fight together with whole people in kendo world. I guess there are so many people who are itching to do kendo practice. Actually I am one of the people. But please think about it carefully. It is time to stay home and find something what you can do now. If you try hundreds of Suburi, your Men Strike might become better than before.

Let's overcome COVID-19 together. Let's get back our joyful time to have keiko together. We can do it. Let's join our forces to get back the peaceful world where we can do keiko to the fullest with thanks for the peace.

Akito Hayashi