日々是好日-道場での日々Days in Dojo (Japanese only)
ホームページの管理人の日記です。
| Index | |||
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| 2019年 | 12月 | 31日 | ポケトーク |
| 30日 | 冬休みの入口 | ||
| 28日 | 一合と一升 | ||
| 11月 | 30日 | 山崎先生のお餅 | |
| 26日 | あっという間の | ||
| 10月 | 9日 | 先生の前では | |
| 1日 | 茨城国体閉幕 | ||
| 9月 | 29日 | 国体剣道競技開会式 | |
| 16日 | 香田先生のご来訪 | ||
| 11日 | 水田道場のTシャツ | ||
| 9日 | ある日の稽古 | ||
| 7日 | 筑波大卒の皆さんの活躍 | ||
| 8月 | 13日 | 真夏の稽古 | |
| 12日 | ききょ:起居、跪居、気胸!? | ||
| 1日 | 旅を終えて | ||
| 7月 | 31日 | 九州訪問5日目 | |
| 30日 | 九州訪問4日目 | ||
| 29日 | 九州訪問3日目 | ||
| 28日 | 九州訪問2日目 | ||
| 27日 | 九州訪問1日目 | ||
| 15日 | 朝の稽古 | ||
| 3日 | 先生はお見通し | ||
| 6月 | 16日 | 全日本女子選手権予選 | |
| 15日 | 社会体育指導員初級 更新講習会 | ||
| 11日 | 別世界への扉 | ||
| 5日 | 言葉の移ろい | ||
| 3日 | 梅仕事 | ||
| 1日 | 梅取り | ||
| 5月 | 24日 | 柿の摘蕾 | |
| 5日 | 京都大会最終日 | ||
| 3日 | 小林先生初出場 | ||
| 2日 | 剣道八段審査 | ||
| 4月 | 21日 | 選抜剣道八段優勝大会 | |
| 15日 | ディエゴさんからの写真 | ||
| 13日 | 山崎先生の筍 | ||
| 3日 | 『剣道時代』の取材 | ||
| 1日 | ドロシーさんの里帰り | ||
| 3月 | 30日 | 審判長のメモ | |
| 20日 | 水田先生と吉沼先生の稽古 | ||
| 13日 | 整理整頓 | ||
| 3日 | 韓国からの家族 | ||
| 2月 | 24日 | 梅一輪 | |
| 20日 | 子どもたちの挑戦 | ||
| 18日 | 剣道研究会 | ||
| 11日 | いつか九州に | ||
| 9日 | 花巻の思い出 | ||
|  6日 | 五段を頂いて | ||
| 1月 | 9日 | 形の稽古 | |
| 7日 | 稽古初め | ||
| 2018年の日記はこちら | |||
| 2017年の日記はこちら | |||
| 2019/06/05 |
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アムハラ語、ウルドゥー語などはまだ名前を聞いたことのある言語ですが、カンナダ語?スンダ語?どちらの言葉ですか?と思わず機械に向かって訊きたくなるような言語まで入っています。試しに日本語の「ありがとう」をまったく知らない言葉に翻訳してもらうと、機械から知らない言葉が聞こえてきて、画面には知らない文字が表示されました。文字も出してくれるなんて!なんと楽しい機械でしょうか!
初美さんと話していて、鈴木家はお米を炊く時は「一升炊くよ」と言うのでびっくりしてしまいました。
本番はそのリハーサルを更に超えたといろいろな先生が言ってくださったそうで、本当に素晴らしい演武だったのだと思います。
今日の稽古には筑波大教授の香田範士がいらっしゃいました。茨城国体「剣道競技」の開会式で水田先生と剣道形を演武されるため、その稽古にいらしたのです。
水田道場のTシャツを作っています。胸のハチはイタリアでプロのイラストレーターをしているダビデさんが「Tシャツに印刷するならこれを」と”水田先生ハチ”を描きおろしてくださいました。水田先生が初めてイタリアにいらした時にかぶっていたポンポン帽子が目印です。
剣道形の稽古も水田先生が一本一本、注意事項を説明しながらお手本を見せてくださいました。最後に吉沼先生と山崎先生が刃引きで剣道形の演武を披露されました。午後の日差しが眩しいほどの道場に、緊張感が満ちて一瞬暑さを忘れました。
自分の持ち場もあるのに仕事の負担を申し出てくれた人、不便になるのを承知で「いいよ、行ってこいよ」と言ってくれた上司にも感謝したいと思います。「剣道の修行に行くんだから強くなるんだろうなあ?」というご期待に沿えないのだけが残念ポイントです。
太宰府天満宮は、右を向いても左を向いても中国語が飛び交っていて、想像していたのとは少し違う所でした。
水田先生のご実家にお邪魔しました。先生のお話は、これまでは挿絵のない本を読むようで、建物からの灯りを頼りに剣道の稽古をしたお寺の境内や、畳の目に沿ってお父様に足さばきを教えてもらった居間など、想像するしかありませんでした。「ここが」と教えていただき、歴史上の場所に来たような気がして、感動と不思議な気持ちとが半々でした。
暑い日でしたが、先生はご実家の近所も案内してくださり、いろいろなお話をうかがうことができました。吉沼先生や山崎先生も聞き入っておいででした。
唐津にある田代潤一先生の武道具専門店「天風堂」にお邪魔しました。お店の隣にギャラリーがあり、水田先生の竹刀が展示されているのを発見しました!
水田先生の言葉もだんだん佐賀弁(?)に戻ってきました。私は水田先生が「ばってん・・」とおっしゃるのを初めて聞きました。知らない言葉が時々出てきて、九州弁の会話はとても面白いと思います。
今日は嬉野温泉の近くの体育館で剣道の講習会です。講師は水田先生、受講生は地元の中学生と小学生です。 水田先生は最初に佐賀県で育ったご自分の自己紹介をされた後、礼法、跪居など、基本から丁寧に解説をされました。道場や講習会などで何度もお話をうかがっているはずの私もまた、一受講生としてお子さんたちの後ろから首をのばしてお話を聞きました。
私はまだ面を着けた姿も初々しい小学校低学年とおぼしき子どもたちと一緒に受講していましたが、「それではやってみましょう」となった時のお子さんたちの気勢にびっくりしました。発声も面打ちも全力、小さな身体の全身全霊がまっすぐぶつかってくるようです。
長崎空港、朝の10時。出迎えてくださった厚労省剣友会の中山先生に「初めまして、水田道場の・・」と挨拶し、私たちの旅は始まりました。
半月ほど前に東京から水田道場に出稽古にいらした濵田先生が長崎のご出身だったことから「長崎に行くなら知り合いを紹介する」と言ってくださり、中山先生に案内を頼んでくださいました。
東京とつくば市内から七段の先生が出稽古にみえて、稽古はいつにも増して活気のある充実した雰囲気となりました。
山崎先生のホームページ、6月4日の「
山崎先生にいただいた梅でジュースを作りました。水をはったボールに梅を入れ、ひとつひとつ丁寧に洗ってキッチンペーパーで拭き、爪楊枝でヘタをとります。
山崎先生のお家に梅をいただきに行くのはもうこれで何度目でしょうか。一人でお邪魔したり、水田道場の皆さんとお邪魔したりしながら、もう何年も梅をいただきに通っています。
柿の摘蕾の季節になりました。たくさんついた蕾を摘んで、ひと枝に一つか二つだけ蕾を残します。柿を大きくするための作業です。今年はなかなか仕事が休めず、私の柿の木の世話をしなくてはと気になりつつも5月半ばを過ぎてしまいました。
先生と奥様は田植えの仕上げ作業中でしたが「いらっしゃい!」と笑顔で歓迎してくださり、柿の木の畑まで一緒に来て様子を見てくださいました。今年は蕾があまりつかない年らしく、私の柿の木の隣にある木は大きな木なのに全然蕾がついていないのだそうです。
審判員の洋服から剣道着と袴に着替えられて、立合に向かわれる先生方の表情は穏やかな中にも厳しく見えて、水田先生が「京都大会の立合は一年の修行の成果を見てもらう場」と道場で話してくださったことを思い出しました。
京都大会は今年も暑くなりました。3日の朝、全日本剣道演武大会出場者による朝稽古に出かける水田道場の先生方、同宿の先生方の勇姿です。
初出場の小林先生は、東西に分かれた演武場の東の46番目に立合をされました。水田先生をはじめ、いろいろな先生方から「いい立合だった」というお言葉をいただいたと話してくださり、武徳殿と武道センターの中庭にできたお店を見て回ってから「いろいろありがとう!」と手を上げて帰って行かれました。
しかし閉会式の後で先生を撮った写真を見ていただくと、先生はご自分の姿勢を指して「ああ、まだまだだねえ」と呟きました。えっ、どの辺がまだまだか???と思って写真を凝視していると、先生は「昨日の稽古も反省するところが沢山ある」と続けられました。
ヴェネチアのディエゴさんが「息子が切り返しをしているところ」と、写真を送ってくれました。
ディエゴさんの息子さんのセバスティアーノくんは、お父さんと稽古のデモンストレーションをして、剣道がお子さん達にも適しているということを、ヴェネチアの皆さんに紹介したのだそうです。
始めてみてから、漫画やアニメーションのようにかっこよく動くのは大変だ!と思ったのではないかと思います。更に剣道を深く知ろうとすると日本語の壁もあります。剣道具も袴も道着もそんなに簡単には手に入らないようです。しかし様々な困難にもめげずにこうしてヨーロッパで剣道を続け、誇りを持ってそれを紹介している仲間たちがいるんだと思うと、嬉しくなりました。
「刃筋と鎬の使い方」についてのお話だそうで、先生は「いろいろな先生にいろいろな意見があると思うから、お受けするのを迷っていた」とおっしゃっていましたが、私はプロのカメラマンの方が撮った写真と一緒に先生の説明を活字で読めるのが楽しみで、引き受けてくださってよかったなあとひそかに思いながら遠くから見学しました。
ドロシーさんが水田道場に里帰りしました。物理の研究者(たぶん・・一度、専門の話を詳しくしてもらおうとしたのですが、受け取る側の頭がついていけず、最初の方で断念しました)のドロシーさん、今はカリフォルニア大学のバークレー校で研究員をしています。
ドロシーさんを見て「久しぶり!」と歓迎してくださった水田道場の先生方に「ええっ、それじゃ新婚旅行に剣道具を持ってきたの?」と驚かれ、「バカだなあ」と喜ばれていました。
水田先生が第28回全国高等学校剣道選抜大会(春日井市)の審判長をされたとのことで、道場のみんなにクッキーのお土産をいただきました。
お話をうかがいながら審判長のメモも見せていただきました。一回戦からほぼすべての試合の記録と良かった点や先生の感想がびっしり書いてあって、びっくり・・を通り越してその詳しさにもう驚愕でした。いくつもある試合場で同時並行の試合をどうやってこんなに詳しくご覧になったのだろう、と思うほど詳細なメモでした。
ぽかぽかの陽気となった日曜日の午後、山崎先生の農園にうかがって柿の樹皮削りをしました。
亡くなった父は宮澤賢治が好きでした。父の遺品の宮澤賢治全集の横に並ぶこの4冊を手に入れた日、思わぬところで水田先生のお目にかかったのを思い出します。